ゆうちょ銀行の解約手続きは、他の銀行と異なる??
2019年06月18日
相続
今日のお話は、ゆうちょ銀行の解約についてです。
他の銀行の解約手続きと異なるってどういうこと?
って思いますよね。
まったく異なるわけではないのですが、何が違うかというと、
「残高証明書」の発行について、異なるのです。
相続で銀行の解約手続きをする場合って、被相続人の財産を全て把握していない場合の
ほうが多いと思います。
例えば、三菱UFJ銀行 ○○支店 普通 0000000の口座があったとしても、
「これ以外に口座がありません」と断定はできないですよね?
その場合、残高証明書の発行依頼をして調査が必要になります。
他の銀行であれば、基本的に残高証明書の発行をすれば、他の支店があるか
調査をしてくれます。(一部、調べてくれない場合もあります)
しかし、ゆうちょ銀行の場合、残高証明書の発行依頼をしても、他に口座があるかは
教えてくれません。
残高証明書の発行依頼をする時は、必ず口座番号を書かないといけなくて、その記載した
口座番号でしか残高証明書の発行をしてくれません。
じゃあ他に口座があるかは、どうしたらいいの!?
それは、「貯金照会」をすることになります。この手続きを行って、
貯金照会の結果に、他に口座がある場合は、口座番号等の情報が記載されています。
要約すると、違いはこうです。
【ゆうちょ銀行の場合】
①貯金照会
②残高証明書
【他の銀行】※原則
①残高証明書
他の財産調査をするって知らなかったという方もいるかもしれません。
これは何のためにするのでしょうか?
まず、相続税が発生する場合は、必ず被相続人の財産を全て把握しないといけないので、
残高証明書は必要です。
相続税が発生しない場合でも、相続手続きを進めていって、後から知らない口座が出てくると
また銀行に足を運ばないといけなくなり、二度手間になる可能性があります。
なので、財産調査が必要なんです。
もう少し、聞きたいという方はお気軽にお問合せください。
相続・遺言・家族信託のことなら辻井行政書士事務所まで。
相談は無料です。